ご 挨 拶


 当社の業務は昭和46年に地下鉄日本橋駅に冷熱供給する東京ガスの事業の運転管理業務を受託したことからスタートしました。その後、昭和55年に赤坂地区地域冷暖房施設、続いて東銀座・千葉テーマパーク・霞ヶ関などの地域冷暖房並びに大規模施設の運転管理を受託し、昭和624月に現在の社名である「ディー・エイチ・シー・サービス株式会社」を設立しました。「DHC」とは地域冷暖房の英語表記である「District Heating &Cooling」の頭文字をとったもので、当社は日本で唯一の地域冷暖房の運転管理専業の事業会社です。独立系ビル管理会社の最大手でありますグローブシップ株式会社(20154月にビル代行と日本ビルサービスが経営統合)の子会社として、首都圏を中心に事業展開しております。

 令和3年4月時点で、運転管理に従事している地点は、首都圏19ヶ所に及び、特定電気事業を行っている六本木ヒルズ地区、コージェネ排熱を活用している恵比寿地区・アークヒルズ地区・渋谷道玄坂地区、自治体も参画している大規模開発でコージェネ・清掃工場などの廃熱利用、蓄熱槽など省エネルギー設備を導入している東京臨海部副都心地区・みなとみらい21中央地区・品川八潮地区など、特徴ある地域冷暖房施設の運転管理に携わっております。

 また、当社は工事部を擁しており、ボイラ・圧力容器等の諸設備の工事を受託しております。長年の運転管理のノウハウをベースに、運営管理の立場も含めた視点で、最適な工事をご提案し、多くのお客様から高い評価を頂いております。

 当社の特徴としては、第一に永年にわたる地域冷暖房・大規模施設の運転管理の実績をベースとした運転管理ノウハウであり、さまざまな状況下のオーナーさまにお役に立てるものと自負しております。

 当社は200名超の設備運転管理のスペシャリスト集団を擁しており、延べ1000以上の公的資格を有しています。地区単独の運営要員管理に比べて、採用・人材育成などの諸課題の解決、さらに人的リスクの軽減などでお役に立てるものと考えております。

 以上のように、当社の豊富な経験・知識をベースとして、安全快適な都市生活と環境の保全を両立させることを使命として、社員一人ひとりが日々の業務に従事しております。

  

ディー・エイチ・シー・サービス株式会社
代表取締役社長 中村 恒明